業界別事業案内

銀行

銀行は決済機能や金融仲介機能と言う社会の経済活動の根幹を支える公共性の高い社会インフラとして大きな役割を担っています。

現在の銀行業務の多くは、銀行オンラインシステムに代表される情報システムによって成り立っています。 そのため銀行業務に関連する情報システムには、何にもまして信頼性、安全性が重要視されています。 近年ではグローバル化の進展により海外との取引が増大するとともに、人々のライフスタイルの変化によりネットバンキング利用も増加しています。

これらの変化に対応するために、銀行システムでは夜間も含めた常時稼働や高速なレスポンスなどが求められています。

MOCは昭和43年に電算業務の受託センターとして創業して以来、ほぼ半世紀にわたりシステムの開発、保守から運用、オペレーションまで、銀行の情報システム全般に携わってきました。

停止する事を許されないミッションクリティカルな銀行システムにおいて、信頼性を重視した堅実さ、緻密さが評価され、銀行業界のお客様とともに歩んでまいりました。

銀行システムにおける信頼性重視、堅実さ、緻密さがお客様から評価を頂くとともに、信託銀行や証券、カード、保険といった金融業界での活動の基盤となっています。

これまでの半世紀から次の半世紀へ。

培った知識と信頼性を追求する姿勢で、銀行システムを支え続けていきます。

保険

保険には死亡などに備える生命保険、災害や事故に備える損害保険、病気に備える医療保険があります。
いずれも”一人は万人のために、万人は一人のために”と言う理念に象徴されるように相互扶助の仕組みであり、まさに社会的なインフラとなっています。

近年では単身世帯の増加や長寿化、ライフプランの多様化から、様々なニーズが生まれ、それらにきめ細かく対応すべく保険商品も多様化、複雑化しています。
金融自由化に始まった外資系保険会社や他金融機関の市場参入、生損保の相互乗り入れや、日本の人口減少、少子高齢化などの社会変化により競争が激化しています。
これらの競争に打ち勝つため、顧客満足度の向上の重要性が高まり、その結果、迅速な支払処理、素早い事故対応などが必要となっています。

保険業界では古くから保険料率の計算など情報システムが重要な役割を果たしていましたが、この様な変化を受けますます重要度が高まっています。
社会インフラとしての安定性、信頼性と、多様な商品を迅速に提供できる柔軟さを実現するため、高度な技術、高い品質が求められています。

MOCでは銀行システムで培った信頼性を重視した緻密で、堅実なシステム構築の経験活かし、保険業界においても長期間にわたってお客様の職場に常駐しシステム面での支援をしております。
また、プロジェクト単位で大手SIerとの協業の元、様々なお客様における多様なシステム開発を経験することで、プロジェクト・マネージメント手法や新たな開発手法を蓄積してまいりました。

お客様との日々の業務で培った活きた業務知識と、大規模プロジェクトで磨かれたたマネージメント、開発手法を活用することで、これからも保険業界のお客様のビジネスへ貢献していきます。

医療

医療の発展にあわせて、様々な医療機器が誕生し、現場で活用されてきました。
近年では用途に応じた個別の医療機器の利用から、電子カルテなどに代表される複数の機器を連携した、全体的なシステムとしての利用へ進化しています。
医療における情報システムの役割は年々高まっており、人々の生命に大きく関与するという特性からも安定性、信頼性が強く求められています。

この様な状況の中で、MOCでは金融機関で培った信頼性を重視し、緻密で堅実なシステムを開発する経験を活かし、世界的な光学・医療機器メーカーとの協業の下、医療機器制御用パッケージ・ソフトのカスタマイズ、導入に取り組んでまいりました。

全国各地の大学病院をはじめとする大規模医療機関の現場での様々なニーズを掘り下げ、既存の病院内システムとパッケージ・ソフトの機能の制約のもと、最適で現実的な解をカスタマイズと言う形で実現してきました。

積み重ねた経験と実績をもとに、これからは医療システム全体へと活動の範囲を拡げ医療業界への更なる貢献を目指します。

実績・事例

製造・流通

製造・流通業は、製品を製造し、消費者の元へ届けるという、人々の日々の生活に深く根付いた業界です。
そのため、世の中の景気動向や人々のライフスタイルの変化、趣向の移り変わりなどに大きく影響を受けます。 この様な変化を反映したきめ細かな需給予測、ニーズの多様化による少量多種生産、環境問題、コスト削減を背景とする配送ルートの最適化と、情報システムに求められるものは高度で複雑なものとなっています。

インターネットの発展を契機とする、家電や自動車などの工業製品のネットワークによる相互接続を活かした新たな付加価値創造を目的に、組み込みシステムもより複雑に高機能なものとなっています。

MOCでは大手スーパーマーケット・チェーンの受発注システムという流通業の基幹システムの開発を長年にわたり手掛けてきました。 また、世界的総合電機メーカーにて、次々に発生する組み込みシステムに対する新たな機能要望を限られたリソースの中で実現してきました。

消費者の様々な要望を、時間的、空間的、技術的な制限の中、確実に実現していく。ミッションクリティカルなシステム開発で身に着けた緻密さ、堅実さを保ちながら、最適解を求め続ける、MOCのコアがここでも息づいています。