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2011/12/08/Thu

本当にやるの?(2011.12.07)





飯舘村の草野地区に開設された除染モデル事業の現場。

看板に見る通り、JAEA:独立行政法人日本原子力研究開発機構と大手ゼネコンのJVだ、まさに東京新聞が報じた通りだ。

記事に寄れば“福島の除染担う「原子力機構」”とある。

少なくとも私が会った福島除染推進チームにいる同機構の方々には除染を担う技術力も知識もない(村の説明会の質疑で良く判りました)

何故そんなところに丸投げするのか?

みんなの党の渡辺代表の言葉を借りれば、中抜き・ピンハネそのものと言う事だ。

天下り役人の受け皿?

更にそれに群がる大手ゼネコン、まさに人の弱り目に群がるハイエナ?と村民の意見も聞かず“除染は国是”とのたまう村長。

何とも情けない限りだ、現場(村民の意見)を無視して“絆”とは良く言ったものだ。


2011/12/07/Wed

今日も勉強してきました(2011.12.05)





川俣町で開かれた、講師は原子力の危険性を訴え続けている京大熊取6人衆の1人、今中哲二氏。

原子力工学の研究者でありながら40年近く常に“原子力をやめる方向”の研究を続けて来られた。

今中氏は2時間に渡る講演とその後の質疑の中で、放射線の影響について、どこぞの先生のように100mSV/h未満は云々とは言われなかった。

“どこまで被ばくをがまんするのか”、“どこまで被ばくを受け入れるのか”について一般的な答えはない、年1mSVががまんの目安のひとつと述べられた。

要は、研究を重ねた学者が断言出来ないほど摩訶不思議なものが放射性物質なのだ。

それなのに、何の罪もない村民がこれだけ放射性物質に汚染されたにも関わらず著書の中で“本村は反核の旗手に……”

何の根拠もない全村除染による帰村とのたまうどこぞの村長にも聞いて頂きたかった。

その人は“知って怖がる”とものたまっているのだ、本当に知っているの?



【モルモット伊藤の人体実験結果(2011.12.05)】

今年8月4日、某大学でホールボデーカウンターによる内部被ばくの測定を受けることが出来ました。

被ばくから5ヶ月を経過していた為分析に時間を要したようですが、結果は以下の通りでした。

“総合して判断しますと体内放射能については、全く心配ありません。

現在の生活をお続けいただいて結構です”と言うものでひと安心。

詳細は、

セシウム134  1,133Bq(本事故に伴う生涯放射線量 0.063mSV)

セシウム137  1,249Bq(本事故に伴う生涯放射線量 0.048mSV)

セシウム合計   2,382Bq(本事故に伴う生涯放射線量 0.112mSV)

尿中の放射性セシウムは、検出困難なほど低レベルのものでした。


ちなみに、

自然界の放射性物質の体内取り込み(経口摂取)による体内放射物質の量は、

 放射性カリウムを中心に   約7,000ベクレル

 これに伴う年間放射線量は  0.4mSV/年

【参考】

この測定を受けるまでの間(3/15〜8/3)の、モルモット伊藤の外部被ばく累計線量推定は、12mSVと思われる。


2011/12/07/Wed

冬が来て(2011.12.05)






野手神から沼平への道すがらの好きな景色の一つ。

あんなにうっそうとしていたのに“葉っぱのフレディー”も全部川に落ちてしまった。

今年のフレディーはあちこちで迷惑がられる。

葉っぱに付いた放射性物質が原因だ。

本来なら、野手上山から流れて太平洋に注ぎ、海の栄養になると言う自然の輪廻だ。

これも原発事故が崩してしまった。


2011/12/02/Fri

小型原子炉稼動開始!!(2011.12.02)





避難所から通う生活なので、ストーブに点火するのは何かと手間がかかる。

消火も心配だしと言う事で今日までは灯油ストーブでしのいできた。

でも、灯油が高い!!

円高だと言うのに何でこんなに高いの?

ならば、薪ストーブでしのごうとこの冬初めて点火した。

チェルノブイリ事故以降彼の地では薪ストーブを小型原子炉と言うのだそうだ。

薪に付着した放射性物質が凝縮され放射線量が高くなるからだ。

当ふぁーむの薪は震災前に入手しており、被ばくしていないので線量が高いとは思えないので心配は要りません。

それよりも、焼き芋にコトコト煮た猪シチュウなど薪ストーブならではの料理も出来るのだが、お客も来ないし、せっかく腹の中から温まっても寒い避難所へ帰る・・・

何て理不尽なのだ原発事故は。





2011/12/01/Thu

こんな場所もあります(2011.12.01)





都内では雨どいの下で数μSVを検出し除染に大わらわ。

でも、ここ飯舘では雨どいの下はこんなものです。

下ったとは言え村のモニタリングポストの数値は2.0μSV/h。

これでも震災前の50〜100倍高いのですが、誰も驚かない、下った、下がったと言うばかり。

村の中でモニタリングポストと同じ程度の線量の所は例外と思って頂きたい。

これを如何して年間被ばく量1mSV以下にするのですか?

2011/12/01/Thu

今朝の線量(2011.12.01)

11月9日測定以来休んでいました、半減期30年だから期待しても無駄と判っているのですが、ひょっとしてと思い測るのですが、やはり。

今朝は気温1.5℃と寒い、線量計を持つ手がかじかむ。


【今朝7時半の線量(μSV/h)(前回値)】
室     内   1.3(1.3)
玄  関  先   3.6(3.5)
上の田んぼ1m 5.0(5.4)
     地面    7.7(8.0)
畑    1m    4.6(4.5)
     地面    6.0(6.0)
下の田んぼ1m 6.2(6.8)
     地面    7.2(7.5)
ハウス地面    1.5(1.5)
     天井    4.4(4.2)

予想通り、ほとんど前回並みか誤差の範囲?


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