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2011/10/12/Wed

今朝の線量(2011.10.12)

震災から215日、線量の変化が見えないので9月26日以降暫く休止していた、今朝は快晴9℃。

今朝6時の線量(μSV/h)
室        内1.3
玄    関   先3.0(前回は4.0、コンクリートの上でウエザリング効果?)
上の田んぼ 1m5.3
地        面 6.2
畑       1m 4.0
地        面 6.0
下の田んぼ 1m6.8
地        面 7.1
ハウス  地  面1.7
天        井 5.3

全体的には変化無し、半減期が30年だから200日ばかりで変化が無いのはあたりまえ。

依然として下の田んぼは高い、道路歩行中も7.0μSV/hの警報音が鳴る、アスファルトの上だからウエザリング効果で低くなるはずだが、やはり原発事故現場から生き良いのが飛来している?

2011/10/11/Tue

飯舘でも秋刀魚はやはり目黒?(2011.10.10)





久しぶりに近隣の人6名に集まってもらい夕食会を開催。

秋の夜長を楽しみました。

夕食のメインデッシュは今が旬の“さんま”。

焼いているのはお隣の目黒さん。

飯舘でも秋刀魚は目黒に限ります。


2011/10/11/Tue

日本農業の実態(2011.10.09)

昨年3月25日に66歳で就農、農薬漬けで壊れかけた農業の実態をつぶさに見て来た。

兼業、就農者の高齢化などで農薬に頼らない農業が如何に困難か理解できた。

いいたてふぁーむは、とりあえず低農薬での米作りを目指し可能な限り除草剤を使わなかった。

その結果、真夏の猛暑(飯舘でも昨年の夏は事のほか暑かった)の最中に四つん這いになり、背中からはアブに攻撃されながら除草し何とか目標を達成した。

反収6俵(360kg)の結果だからあまり偉いことは言えないが、目指したとおり美味しい米が出来た(自己満足?)。

ところがご承知の通り3月11日の震災による原発事故の発生で、作付制限?

村の広報、新聞、テレビの報道で見たような気もするが、何処が出した命令かも判然としない、さらに、農民の基本的権利を一方的に奪っておいて、補償などには一切触れていない。

これが他の産業ならこうは行かない。

最大の権利を制限するのに、一片の文書も発信されない、補償の“ホ”の字も触れていない。

いわゆる“お上”の言うことを黙って聞けと言われ、農民は従って来た結果がこれだ、農業は衰退の一途を辿るのみだ。

減反政策しかり、某農業団体の横暴しかりだ、日本の農業を壊したのは、農政と某農業団体と物言わぬ農民の性だ。

案の定、隣の某市では、作付制限の“お触れ”が届かなかったと訴訟も辞さないと言う団体もあると報道されている。


2011/10/11/Tue

今年の稲の出来は最高?(2011.10.10)





今年は原発事故で作付制限され田んぼには昨年の落穂から芽が出た稲があちこちに生えている。

稲は適当な水が入ると芽を出す、今年は肥料も施さず自生したままで秋を迎えた。

何と今年の稲の出来の良い事、芽が出てある程度の温度と肥料分があると、“分げつ”し数本のわき芽が出る。

通常の田植を行った場合(田植機で植えた場合)一本の苗が10本くらいに分げつする(田植機では一ヶ所に2〜3本植える)、刈取の時は20〜30本の茎になる、この数が多い方が収量が多くなる。

今年は一本の苗から30本くらいに分げつしている。

更に1本に120粒の米が付いている、今年作付していれば大豊作間違いなしだった、それに台風の被害も無かった、何とこんな時に作付制限とは無常の極み、うらめしや東電。

わかったことは、某農業団体の指導は当てにしないで、稲の持つ自生力を信じた方が良いということ?






写真の通り、稲丈も3尺5寸(106センチ)と高い。

昨年、コシヒカリを作った田んぼだからだと思う、コシヒカリは稲丈があきたこまちよりも高いと言われているから。


2011/10/11/Tue

クリスマスには早いけど(2011.10.10)





昨年暮れに飾りつけた電飾、梅の木に取り付けたままだったのでスイッチを入れました。

誰も住まない飯舘村で365日、24時間巡回し盗難防止に努めている見守り隊の方々の慰めにでもなれば?

夜中に徘徊する猪防止にもなるかな?


2011/10/05/Wed

作付制限の基準のいい加減さ?(2011.10.04)

同時期、沼平4号田に自生した(昨年の落穂)稲を収穫し分析に出した。

結果は驚くべき数値だった。

セシュウム134   964Bq/kg
セシュウム137 1,230Bq/kg
セシュウム合計 2,194Bq/kg
移行率80%?

農水省が示した作付制限の数値は、土壌線量が5,000Bq/kg以上、移行率10%で500Bq/kgの食品の暫定基準値になるからだ。

でも、当方で実験したじゃが芋、ほうれん草、ハウスで栽培したインゲン等の移行率は全く違うものだった。

これは何を意味するものか素人には理解出来ないが、いずれにしろ作付制限の基準値については疑問を抱かざるを得ない。

高い税金を使っている農水省しっかり実験して信頼できる基準値を出してください。



2011/10/05/Wed

素人理論的中?(2011.10.04)

今年の新しい試みとして冬季冠水不耕起栽培の為、昨年秋から水を掛け流していた沼平1号田の土壌放射線量分析結果が報告された。

驚く無かれ、
セシュウム134 141Bq/kg
セシュウム137 184Bq/kg
セシュウム合計 325Bq/kg

当時私は、原発事故で放射能が飛散したとの報道を受けて、飯舘村の全ての田んぼに新田川からポンプアップし水を掛け流すべしと主張したが、原町に放射能が流れるからと言われたものだ。

そのままにして置いても水はやがて原町に流れ下る。

長い時間かけて行くか、短期集中的に行くかの差だが、自信もなかったしズブの素人が思い付いた事でもあり、控えめな性格なので?強行に主張しなかった。

下の段にある沼平2号田は、
セシュウム134 10,400Bq/kg
セシュウム137 13,300Bq/kg
セシュウム合計 23,700Bq/kg

異常に高いのは、1号田の水が全て2号田に入ったことによると思われるがそれにしてもその違いに驚かされる。

セシュウムは水で流された証拠、伊藤のいい加減な理論が的中したと言う事(エッヘン!)。

気になるのは、3、4号田の数値、ここはほとんど何もしない自然の状態の田んぼ。

◎3号田
セシュウム134 1,220Bq/kg
セシュウム137 1,530Bq/kg
セシュウム合計 2,750Bq/kg

◎4号田
セシュウム134 1,180Bq/kg
セシュウム137 1,540Bq/kg
セシュウム合計 2,720Bq/kg

サンプリングの仕方が悪いのか?

でも、1〜4号田ともに同時期、同じサンプリングをした、各田んぼとも10箇所の表面から5cmで採取している。


2011/10/05/Wed

どこまで広がる汚染(2011.10.02)





避難と会社の会議出席の為新潟に帰省、何時もの磐越道経由を変更し、山形(米沢)を経由し新潟へ、更に会議出席の為に群馬県へ。

道中気になって時々線量計を出してチェック。

経由した山形県内及び新潟県北部は、0.05〜0.32μSV/h、やはり所どころで通常値(原発事故前:0.05μSV/h)を上回る数値を示す。

会議が開催された群馬県の某有名温泉地(営業妨害になるので名は伏せる)では上の写真の通り窓際で0.32μSV/h(年間被ばく量換算2.8mSV/y)

会議の後廻った群馬県内もやはり0.05〜0.48μSV/hを示していた。

北関東も放射線管理区域ダゾーみなさん!!。


2011/10/05/Wed

救援物資?(2011.10.04)





避難所に着くと宅配の不在通知、受け取ると福岡から?

さて福岡に知人はいないし・・・

奇特な方がブログを見て救援物資でも送ってくださったのかな?

開けてビックリ、放射線量を分析してもらうために送った泥などの検体。

そうだ、前に測定を依頼したところから電話で、分析後の検体を送る旨の電話があった。

その時、当方は不要なのでそちらで処分してくださいと申し出たら、放射性物質なので勝手に処分できないと回答があり(とんでもないと言った口調で)、送り返してくれるよう頼んだのだ。

送り先を東電本社と言うのを忘れてた!!!

この程度の放射線量のものは飯舘村中にある、低い方なのだ。


【福島は完全な汚染地域(2011.10.04)】

4日10時福島へ向けて新潟を出発、途中各所で線量計で測定。

磐梯山サービスエリア 0.08〜0.78μSV/h(屋外)
東 北 道 本宮付近 0.48μSV/h(車内)
東 北 道 松川付近 0.78μSV/h(車内)
避 難 所 松 川   0.5〜1.0μSV/h(屋外)
川   俣    町   0.5〜1.0μSV/h(車内)

問題は、飯舘村に入ってからである。

水境(川俣町と飯舘の境界の峠)を通過したとたん車内は常に1.0μSV/hを超える数値を示す。

臼石を過ぎ草野を通るころは2.0μSV/hを越える。

途中、沼平で車外に出て空中線量(地上1m)は4.0〜5.0μSV/h、野手神で
もほぼ同様の数値を示す。

ちなみに、前日の新聞によると村のモニタリングポストの数値は2.1μSV/h程度とあった。


2011/10/03/Mon

秋は収穫の季節(2011.09.29)








大きな栗の木下でー♪♪ この時期村中の栗の木の下はこんなものです。

昨年は、下の写真の小雪と取り合いでした。

そうです小雪は犬のくせに生の栗が大好きで、栗のイガをむくように命令するのです。

今年は放射能があるので小雪さんはいないのですが、どうも栗は放射能の吸収率が高いようです。

ストーブの上で“焼き栗”冬の味覚なのですがね〜

美味しいのですがね〜

誰か一緒に食べてみません?






写真は昨年6月頃、水田の見回りをしている?小雪。。。



【出ました!!(2011.09.30)】

飯舘村の土壌からプルトニュウムが検出されたと報道されました。

京都大学原子炉実験所の小出先生の言を借りると“かって人類が遭遇した物質のうちで最高の毒性を持つ”のがプルトニュウムなのだそうです。

何故今なのだ、原発事故から200日も経過している時期にだ!!

この件は既に某週刊誌に報道されており、今更驚きもしないが、国民の健康、安心、安全をなんだと思っているのだ。

事故直後(3月28日)原発敷地内で発見されたときの新聞報道は、“重い元素で遠くに飛ばない、人体には影響ないレベル”と報道した。

同時期、外国メディアの報道はBBCは速報を流した、ル・モンドは“さらなる核汚染の危険性を伝えた。

今後、経済産業省も厚生労働省も国会で追及される都度『ただちに健康に影響は無い』と言って逃げ切るのだろう。

たまりませんね日本人は・・・

政府は何処を向いて政治をしているのでしょうね???・・・



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