前へ   
2010/7/26/Mon

究極の農作業?

前回11日のつぶやきから2週間、つぶやく事すら忘れひたすら田の草取りを行った。


部落の人2名と会社からの応援要員4名それに沼平の主のN氏と私の総勢8名。

田の草取りは究極の農作業で今ではほとんど手による草取りは行われていない、なぜそんな事を強行したか、除草剤を散布すれば簡単に解決する事、事実大半の農家は除草剤に頼っている。
兼業農家と高齢化がもたらした結果である事は先に書いたが専業農家でもほとんど除草剤を使っている(我々も初期の除草剤は使用したが、中期、後期の除草剤は使わない)。

安全安心の米作りのためには農薬に依らない事が必須、蛍が飛び交い水路にはドジョウ、蛙が泳ぐ環境で米を作る事を決意したからである。

この決意が、つぶやく事さえ忘れさせた、写真の通り田んぼにはいつくばり中腰で、稲は伸びて葉先が顔をこする、背中からは太陽がじりじり照らしアブが作業着の上から刺す、作業は遅々として進まない、
投げ出したいほど過酷な作業であったが、8名の力で沼平の5反強は取り終えた、野手神については稲の苗に頑張ってもらうしかない、これ以上人が田んぼに入る事は稲の根を傷めるため止めた方が良いとの指導員の助言があった(助け舟?)。

今年の反省に立ち来年は究極の農作業を行わないための対策を立ててスタートしましょう、
いずれにしても農薬の使用は可能な限り排除した米作りを目指します。


2010/7/11/Sun

つぶやき2010年7月11日

今日は日曜日、農休日にして田んぼの草取りは休もう。

今まで休んでいたハウスの草取りをする。

ナスが収穫間じか



トウモロコシは背丈も150センチ以上になり、茎が少しふくらんだ様に思う、
これが実になるのかな。



ハウスの外の土手に植えた南瓜も実を付けた。





明日あたりから収穫に忙しくなる、
トマト(4種類13本)、ピーマン(5本)、南蛮(5本)、胡瓜(3本)、インゲン(40本)にナス(30本)が加わるかな。


2010/7/09/Fri

7月9日(金)

昨晩、沼平で今年初めての“蛍”を見た、
何時見ても幻想的な光景だ、蛍が成育できる環境を維持するために、無農薬は無理としても可能な限り農薬を減らす農業を追求したい。

■今日の収穫(写真)
 黄色いミニトマト 7個(今年始めての収穫)
 胡瓜       3本(累計 13本目)
 ピーマン     4個(今年始めての収穫)
 南蛮       2個(   〃    )
 じゃが芋    10キログラム(累計で30キログラム?)






栽培した訳ではないが、屋敷内に梅の古木が十数本あり実を付けた、梅酒、梅ジュース用に収穫、50〜60キログラムほど収穫、前橋と本社に送った。


■農民見習いの嘆き“獣害”

農薬問題の他に獣害がある、当地では“猪”と“猿”の害が甚大、
当ふぁーむは今のところ猿の害は経験していないが、近所の人の話では大変らしい、
猿が南瓜を両脇に抱えて立ち去ったとか、駆除隊が銃を向けたら両手を会わせて命乞いをしたとか、本当かどうか疑わしいが猿との知恵比べになるらしい。

猪に対しては電気牧柵(電牧:4000ボルトの高圧のショックを与える)をまわし進入を防いでいるが、
その保守が大変な作業、当ファームでは延長距離2000メートルありその下の草刈が一仕事、
この時期になると雑草の伸びは早く一週間と持たない、
雑草が伸びてショートすると効果が落ちるので丁寧に草刈をする必要がある。

当地で猪の害が発生して十年くらいと聞く、
自然保護団体の人はよく“里山が荒れているから里に降りてくる”と主張するが本当だろうか?
それは獣害の起きる原因の1/100程度だと思う、
本当の原因は天敵の消滅だ、
日本狼の絶滅や狐の減少が主因、食物連鎖の輪が切れて天敵がいなくなったからだ。

狐は“うりぼう”(猪の子)を好物にしていたと言う、
だからうりぼうは何頭も生まれその内一頭だけが生獣になるのが自然界の掟だったものが生まれたうりぼうが全て生獣になり又うりぼうを再生産する。

猪にとっても天敵がいないことは不幸な事、全国で鹿、日本カモシカ、熊、猿等の獣害が頻発しているが、全て天敵の消滅が主因、
日本狼の復活を願うのは私一人だろうか?




※猪電気牧柵の張り紙

2010/7/05/Mon

7月5日(月) 梅雨の中休み

いよいよ『いいたてふぁーむ』も収穫の時が来た?

ハウスの胡瓜8本目収穫、ところがなんと写真の通りズッキーニ?を思わせる大きさ、味は普通の胡瓜でした。





識者によると、ハウスの中の南瓜と合体した結果だと言う、ひょっとすると丸い胡瓜が出来る?
農民見習いは又一つ勉強した。


2010/7/01/Thu

平成22年7月1日(木)曇り

5時起床、今週は沼平農園も管理対象につき早々に出かける。

沼平でも木苺、桑の実が豊作、木苺はそっと持ち上げないとポロポロと落ちてしまう位よく熟れている、食べごろ食べごろ。



どうして何時も食べ物の話になるのかな?
日本の農業は大変な話をしなきゃいけないのに、と言いながら野手神へ帰ると珍しい果物に出会った、『さくらんぼ』だ、
別に珍しくも無い? 今福島駅に行けば500グラム四千円位で売っている?

それは本当はさくらんぼでない、桜桃(オウトウ)だ、
本当のさくらんぼは桜の木に生るが一般的には熟す前に落ちてしまう、野手神の田んぼの脇にある桜の木に5〜6ミリの実が熟している、食べても佐藤錦の様に格別美味しくは無いが甘酸っぱい味がする






食べ物の話になったので、当ふぁーむの安全な作物作りにふれて見ます。

稲作は低農薬、野菜は可能な限り無農薬、野菜については4月2日にじゃが芋を植え付けて以来現在まで完全に無農薬。
ハウスの中には、ナス32本、トウモロコシ100本、トマト4種類13本、インゲン50本、胡瓜3本、南瓜5本など等、ハウスの外にはじゃが芋、南瓜、トウモロコシ、インゲン、夏大根、ヤーコンなど等。


ハウスの中の一こまです。







見えますか雨蛙が。



この絵の中に蛙が何匹見えますか。

田んぼでは完全無農薬とは行きませんが、農薬は使わず他の方法でやれる事はやってみます。



これは動力付除草機で除草しているところ、



これは除草機が残したところを手で取っているところです。



これは手で除草したところです、
稗(ひえ)がびっしりで稲の苗が育っていないのです、右脇の土手にあるのは除草した稗です、写真の前方と左側はまだ除草していない状態です。

ところで、写真の前方に白い点が二つ見えますか?何だと思います、

この写真が答えです、

モリアオガエルの卵?、これも農薬の使用を控えている結果だと思います。


これからも可能な限り農薬を控えた農業を目指します。


前へ